- 2008-01-23 (水)
- 03_words
そのアイデアの先にはあるイメージが見えていた。
目の見えない、境界のない、太った女であった。
言葉で説明のできない体験であった。
発達した触覚と味覚と、嗅覚が呼び覚ます鮮やかな記憶をもち、
分節された世界をその溶けて温かな体内へ包み込んでいく。
いや、実際にはそのような生やさしいものではなく、
丸ごと呑み込み、圧し潰しながら引きずり込むのであった。
アイデアの完成のためには、僕はそれを描かなくてはならない。
しかし問題があった。
僕は太った女が嫌いなのだ。
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